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南山の竹

儒教にしろ仏教にしろ、分かりやすい上に詳しい解説が添えられた「名言集」は書店に腐るほど売られている。

私はあくまでも現代語訳されたものではあるものの、原文に近いものを読むことが多いわけだが、自分が読んでいるものとそういったものを読むのとでは具体的になにが違うのだろうかということを考えることはある。

生きる上での知恵を学びたいのであれば名言集の方が効率的な気がしなくもない。

むしろ原文に近くなればなるほど、そこには今とは異なる価値観・常識についての話や、その時の時事ネタを踏まえた上での話を読むことになるため、自分の求めるものとは関係のない話も多く読むのが煩わしく感じたとしても仕方がない。

ただ、その分数千年前に死んでいる書き手の生身感は感じられるため、ある対象について語る相手とより近い立場から同じものを観察しやすくなる気はする。

そこにどういう価値があるのかは私にも分からないが、あえて違いをあげるなら今のところはそこなのだと思う。


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