超短編小説『牡丹』の裏話。
その1
ご存知の通り、私は普段作品を個人出版する際に表紙に自分で撮影した画像を使うことが多い。
今回出版した『牡丹』はタイトルからして「表紙には牡丹の花しかあり得ない」と私も思い、ゴールデンウィーク最終日に家族3人で徳川園に牡丹の花の写真を撮りに行った。
……が、すでにシーズンオフで牡丹の花はひとつもなかった。
そういうわけで本作の表紙の画像はフリー素材を使うことにした。
その2
本作はゴールデンウィークに執筆したもの。
私がパソコンに向かって執筆している間、夫が娘の世話をしてくれた。
「自分勝手に好きなことしてるだけだろ!」
「わがままな金の亡者」
私が生み出したものではなく、私が仕事をしていることそのものに対してそう非難してきたり迷惑がる人はこれまでにたくさんいた。
しかし夫は私が『牡丹』を執筆している最中、
「お母さん仕事してるよ。お金稼いでるんだよ」
と抱いている娘に説明してくれた。
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