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「生きている」というノイズ

私は別にロシア文学研究家でもなければ愛好家ですらない。

そんな私がなぜロシアの小説家・トルストイの『戦争と平和』を読み始めたのかというと、一年前、テレビで連日ウクライナでのことを目にする中で、

「他の誰のためでもなく、私自身のために戦争と平和について考えたい」

と思ったからだった。

トルストイは絶対にエゴサしない。

だから私はこうして臆することなく感想を投稿することができたし、投稿しなかったとしても作者に忖度することなく自分の素直な感想を抱くことができた。

だから物語そのものは私が予想していたものとは大きくずれていたため「戦争と平和について考えること」はできなかったものの、「他の誰のためでもなく私自身のために考える」という目的は達成できた。

そしてこの経験は「作者が今生きている」という事実が読者にとってどれほど邪魔なものかを、今生きて執筆活動をしている私に教えてくれた。

読書をする中でした、不思議な体験。

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