Site Overlay

損得勘定から始まる心のつながり

私も損得勘定で人と付き合おうとする人は嫌いだ。

しかし人とつながる最初のきっかけはたいていの場合利害の一致だとは思う。

相手と利害を一致させるには実はかなりエネルギーを使い、こうしてエネルギーを使うこと自体が心のつながりを強くする。

そして「この人とは利害が一致しない」と感じ、相手から離れる行為もまた相手を尊重する行為だ。

むしろ相手が何を求めているのかも無視し、相手と利害を一致させることを放棄しながらも変に「心のつながり」を主張して相手とつながり続けようとするのは相手を見下しているからこそできるだけのこと。

そもそも一見仲良く見えたとしても互いの損得について腹を割って話せない関係は果たして本当に心のつながりがあるのかと疑いたくなる。

初対面で「ビビっときました」ということがあるのも否定はしないが、初めて会う人と利害を一致させる意思があるかどうかの方が実は今後の付き合いを考える上で重要なのではないだろうか。


小説『0.01mm向こう側』好評発売中です。


関連記事