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答え合わせのための金と時間

たまたま流れていたラジオ番組で来週だか来月だかに公開される映画の紹介を耳にした。

サスペンスなのだから主人公だけでなく犯人が誰なのかまでを聞かされるのはまだ納得できるのだが、

「『介護』という現代では誰もが直面する可能性のある社会課題を描いた社会派サスペンス」

まで語られてしまうと、

「答え合わせのために見るだけやん!」

と、逆に興味を失うのは私だけだろうか。

ここまで聞いてしまうと「それについて考えさせるための作品だった」という感想を抱くだけで満足してしまい、その「誰もが直面する可能性のある社会問題」ついて自分なりの答えを導き出そうという気が失せてしまう。


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