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一つのインフラとして

夫と撮り鉄のために線路側を移動し続ける中で、社会インフラと私たちの生活の密接な関係が少しずつはっきりと見えるようになってきた。

しかしそれらのインフラはあまりにも私たちの日常に溶け込んでいるため、その恩恵は実感しにくい。

出産し、今までとは全く異なる生活が始まって早5ヶ月。

当初の想像に背くかのような、穏やかな日々を過ごしている。

こうして鉄オタの夫と育児をしていると、

「本当の思いやり・優しさとは相手のために特別な何かをすることではなく、相手の淡々と続く平和な日々を作ること」

そして、

「本当の思いやり・優しさは相手の日常に溶け込んでこそ実現するため、自分の存在に気づかれることは滅多になく、感謝されることも滅多にないということ」

と、まるで自分が一つのインフラになっていくかのような感覚を覚える。


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