私も私の両親も含め、子供を音楽教室に通わせる家庭というのはだいたいの場合は「我が子をプロの音楽家に!」などと特に思っているわけではなく、ただ漠然と「教養のある人になって欲しい」程度のイメージでそうするのだと思う。
そしてその「教養のある人」とやらに具体的なイメージがあるわけでもない。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の「金平糖の踊り」はタイトルを聞いてパッと分からなくともフレーズを聞けば多くの人が、
「ああ、あれ」
と納得できるような王道クラシック音楽ではある。
アニメを見ている時にでも覚えたのか、最近娘がそれを鼻歌で歌うことがあるため、
「この子最近鼻歌で歌うんだよ。『金平糖の踊り』って知ってるでしょ?」
と母に話したところ、「どんな曲だったっけ?」と首を傾げたので私が、
♪んちゃかちゃんちゃん
♪ちゃんちゃん
♪ちゃちゃちゃん
♪ちゃちゃちゃん
♪ちゃちゃちゃん
♪ちゃかちゃかちゃん
と口ずさんでみせたが、
「ごめん、たまたま昨日コウメ太夫聞いてたもんだから、コウメ太夫にしか聞こえない」
と言われ、結局母の疑問を解消することができなかった。
チクショー!!!!!!




