少し前に読んだデカルトの『省察』。
序章のあたりで私は、この本はデカルトがキリスト教徒の中でも頭のいい人に向け、私のような非キリスト教徒を感化させるためには世界の真理について今一度議論をする必要性があると訴えるために書いたものだということを感じ取ると同時に、キリスト教徒であっても頭の悪い人は相手にしないと腹に決めているのを感じ取った。
アジアの、それも東の端っこの島に住む女の一人である私としては、「感化させてやろう」というその尊大な発想そのものが鼻についたのだが、彼らは少なくとも私を「相手にするべき存在」として扱ってはいる。
だから一人の日本人の女として、はなから相手にされていない「キリスト教であっても頭の悪い人」のことが若干不憫にもなる。

デカルト『省察』
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