
在宅での執筆の仕事は孤立しがちなものでもある。
「今日は俺がオリエの世話をするからどっかにでかけてきたら」
夫がそう言ってくれたので、近所に住む友人とカフェでモーニングをしてきた。
ちなみに夫は娘とマックでドライブスルーデートをしてきたらしい。
私にとって「友人と食事をする」というイベントはそれこそ数ヶ月ぶりのことだった。
モーニングを楽しみながら出産や娘のことはもちろんのこと、彼女とは互いの夢やこれからの展望について語り合う。
彼女と別れた後、妊娠期間中にはいていた靴がすでにぼろぼろになっていたため私は靴屋に行き新しい靴を買った。
こうして少しずつ、久しく離れていた娑婆の空気に体を慣らしていく。
キャリアに葛藤する女性を描いた小説『0.01mm向こう側』好評発売中です。


