
この国に足りないのは制度ではなく、一人ひとりの心の豊かさだ。
文芸や芸能は心を豊かにする。
だから私はこの国を豊かにするために、文芸・芸能活動をする。
自分でもこれは間違った考え方ではないと思う。
ただ、現状この原動力の由来が怒りや悲哀であることは否定しない。
まだまだ私はこれまで自分自身が「自分らしく生きよう」とする中で受けた傷を癒やし切れていない。
怒りや悲哀が原動力であることは、自分の足を引っ張るのか。
私自身を傷つけるか癒すのか。
それでもこれは決して少なくない人が経験していることなのだと割り切り、吉となるか凶となるかは一旦おいて、当面の間はこれを原動力として続ける。
そうして怒りや悲哀が燃え尽きた時、新しく、清々しく輝く何かが私の原動力になるのだと信じて。
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