
3月から読み始め、最近ようやく1/3まできたトルストイの『戦争と平和』。
登場人物の中でも戦争で傷つき、なんとか帰還した後は「自分がいなくても世界は回る」という諦念の中で静かに温かく生きるアンドレイ公爵に、私はずっと自分自身を重ねながら読んでいた。
その彼が今、前向きな諦念から脱し、再びペテルブルクに戻ろうとしている。
しかも彼が今31歳で、アウステルリッツに行ったのが20代後半だったということもようやくはっきりした。
今回はあらすじなどを一切調べず、初見読みに挑戦している私としては、今後彼が物語の中でどうなっていくのか気が気ではない。
彼の運命が自分の運命を表しているのではないか……と考えてしまう。
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