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所詮流行フレーズの二番煎じ

一般の銀行員から公募で集めた詩で作られた『銀行員の詩集』は、特に第一回は応募総数に対して採用数が少なかったらしい。

その理由の一つとしてあげられているのは「(当時流行していた)歌謡曲風のものが多かった」。

あの詩集の書き手はあくまでも普段は銀行に勤めている人であって文章を書くことはおろか、そもそも読むことにも慣れていないような人たちなのだから、

「文章を書くくらい誰にでもできる」

というノリではどうしても「流行フレーズの二番煎じ」にしかならないということか。


『〈サラリーマン〉の文化史 あるいは「家族」と「安定」の近現代史』鈴木貴宇


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