「○○について考えよう」
物語の書き手はこういう意図で書いているのだから、
「○○について考えさせられる物語でした」
は実は「感想」ではなくただの「反芻」「復唱」でしかない。
「○○について考える中で自分のこうした経験を思い出したり、自分ならこうするだろうかああするだろうか……」
といったことを考えるのが「感想」。
「感想」に正解・不正解はない。
だからこそ感想文を書くのはある程度勇気がいるものでもある。
※補足
「○○について考えさせられました」といった感想をいただいても軽蔑することはないです。
いただいた感想文が上手かどうかは別に教師でもなければ読書感想文の審査員でもない私には点数をつけることはできません。
感想をいただけるのはもちろん嬉しいですし、正解・不正解がない中で「○○について自分なりの答えを探してみた」という勇気は私が最も重視していることです。

「感想など抱かなければ他人とトラブルになることはない」は卑屈すぎる。
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