例えば目の前の初対面の人物を信じるか信じないか判断する場面では、権威性は確かに有効な判断材料になる。
目の前にいる人間の言動よりも専門機関や有名人に認められているかどうかを信用することは、必ずしも浅はかな判断ではない。
権威性にばかり気を取られ、目の前にあるものを蔑ろにすることで最も危険なのは、それによって他人ではなく自分自身の価値を測ろうとするときだ。
権威はあくまでも目の前の人物を判断するための材料の一つでしかない。
それは何もしなければ得られるものでもなく、具体的に何かに着手してはじめて得られるかどうかが問われるものなのだから、今の自分の価値を権威の有無によって測ってはいけない。




