
たった30年で、技術は驚くほど進歩し、社会も変化します。
そして30年間という年月は、人間も変化せずにいられない長さです。
30年の間に技術や社会だけでなく、自分自身も変化しました。
だから今こそ目の前にあるものと、自分自身の持つものを駆使して、子供の頃の思い描いていた夢を叶える時なのです。
パソコン一台あればできる働き方

上の子を幼稚園に見送り、帰宅後は下の子が朝寝を始めたのを見計らってパソコンを開く。
生後半年の赤ちゃんの朝寝の間のおおよそ1時間半。
成長とともに変化する、不安定なその時間に作業をしていると、
「今しかできない」
というプレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。
それでも、子供と過ごす時間を大切にしたい。
仕事も諦めたくない。
「パソコン一台あればできる働き方」によって、私は今、自分の望みを叶えているという実感もあります。
表示されるのは同じ画面

中学3年生の時の国語で「四面楚歌」の話に触れたのが、私が中国史オタクになったきっかけでした。
そこから司馬遼太郎の『項羽と劉邦』、吉川英治や北方謙三の『三国志』を読み始め、それに並行してネット上の歴史同人サイト巡りをするようになりました。
さらに2012年、当時大学生だった私は、AmazonのKindleを買い、タブレットでツイッターやフェイスブックを眺めながら本を読むようになりました。
そうしてさまざまなコンテンツに触れる中で、私の中では次第に、
- 教科書
- 名作
- 大御所
- 同人
の区別が曖昧になっていきました。
それらの間に上下・優劣の区別はなく、それらをを読む時間は、私にとってどれも大切な時間だったのです。
もしそのうちどれか一つでも欠けていれば、今の中国の歴史小説を書いている私は存在しませんでした。
コロナ禍で失ったもの

2020年に世界を震撼させたコロナ禍は、世界中の働き方を大きく変えました。
まさか自分が疫病騒ぎの渦中に身を置くなどとは、子供の頃から一度も想像したことがなかった私は、テレビで逼迫する医療機関の様子を眺め、
「21世紀の日本の医療で疫病が騒がれるとは」
などと、嘆息したものです。
コロナ禍の収束に伴いオフィス回帰の動きもあるようですが、自宅でパソコンを使って働くことが珍しいこととされる風潮は今ではすっかり消えてしまいました。
誰も予想していなかった世界的な出来事によって、私の働き方はすっかり「レア感」を失いました。
子供の頃の夢を叶えたものは子供の頃には存在しなかったものだった

タブレットも電子書籍もSNSも、30年前の私が子供だった頃には存在しないものでした。
コロナ禍など、一体誰が起こるなどと予想していたのでしょうか。
自宅で育児をしながら、パソコン一台で働く。
そんな今の私の働き方など、子供の頃の私が全く想像できなかったのも当然です。
結局、私の子供の頃の夢を叶えたものは、私が子供の頃には存在しないものばかりでした。
今こそ夢を叶える時

約30年の間に、タブレット端末やSNS、電子書籍が登場し、テレワークが当たり前のものになりました。
その間私もまた相応の変化をし、その過程でさまざまな経験をつみ、さまざまな知識やスキルを身につけてきました。
目の前にこれだけのものが揃っているのだから、何もせずにいることの方がもったいない。
今こそ目の前にあるもの、そして身につけてきた知識やスキルを駆使し、子供の頃に思い描いていた夢を実現させる時なのだと思います。


