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孤独な小説家

コミュニケーションとは「あるものと私の2点を結んだ直線と、その直線を観察する人によって描かれる三角形」だと考えている私は、実際の生活の中では自分と相手、つまり「観察者」との距離の近い、鋭角三角形を描くことを望む場合もあるが、小説家としては観察者との距離よりもその三角形の面積を重視する。

つまり観察者である読者、あるいはSNSの閲覧者が自分と近いかどうかは、小説家としての私にとってさほど重要ではないのだ。

その状況は人間としての私にとって時に孤独なものかもしれないが、小説家と読者との距離感とは本来そんなものなのだろう。


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