
世間には「読書をする人は頭がいい」というイメージがある気がする。
だから「頭を良くするために読書をする」という人もいれば、「周囲から頭がいい人と思われるために読書をする」という人もいるのかもしれない。
実際、
「私『レ・ミゼラブル』が好きなんです」
と話しただけで「頭よさそう」と敬遠されたことは今までに何度もあった。
しかし私はそういう反応をされる度に腹の底で、
「なんで本なんかで頭がよくなると思うんだよ。しかも小説やエッセイなんかで。なるわけねぇだろ」
と思っている。
夫にこの話をしたら、
「およそ作家の言うことじゃねぇな」
とニヤニヤ笑いながら言われた。
将来役に立つことを期待せず、あえて無駄なことのために時間を割き楽しむことこそが読書の本当の目的で、だからこそ読書は人の心を豊かにするのだと思う。
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