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馴染みの骨董商との後日譚

なんでも鑑定団の依頼人の話に登場する「馴染みの骨董商」はだいたい怪しい……と思っている。

「なじみの骨董商に『いいものがあるんですよ』と言われてその場で100万円で買いまして。……本人評価額は200万円!さぁ!オープンザプライス!イッチ!ジュウッ!ヒャック!センッ!あぁ!3000円!」

……という話が多い気がする。

同時に骨董趣味は体のいい博打なのだということを実感する。

骨董趣味だけでなく映画も音楽も読書も、あらゆる娯楽は体のいい博打でしかなく、むしろ失敗を恐れず楽しめるようになってからが真の趣味なのかもしれない。

逆にたかが娯楽如きで失敗を恐れる姿勢は自分についてきた嘘の積み重ねによってできてしまったものなのかもしれない。


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