
「努力もせんくせに文句ばっか言っとる」
新卒で入社した会社、所属していたモデル事務所、ミスコン時代のファンから私は今までにそう言われた上で彼らと袂を分かってきた。
「そもそもあんたらは私が何をしてる人間だと思って私のところに来たんだ・使おうとしたんだ」
「何もしてない人間にわざわざ嫌味を言うためにあんたらは私のところに来たんか」
と、言い返すこともできることばかりではあるが、かといって自信喪失しないわけでは決してない。
これまでにも何かに挑戦しようとする時には必ずこの台詞が蘇り、移住や地方創生事業について準備を進めている今も強い不安に駆られている。
ただ、私こうした不安に駆られながらもここまで「文章が書ける美女」の事業を続けてきた。
「確かにそうやって嫌味を言う奴もたくさんいたかもしれんけど、雄妃は何だかんだ言ってずっと続けてる」
少なくとも夫が私にそう言ってくれるのであれば、私はそれこそ、
「ほら、私の言った通りだったでしょ」
と彼らを嘲笑う気概で取り組もう。
ちなみに私は文句を言う時には必ず、
「〇〇が不満ですので改善してください。例えば〇〇のような改善策などはいかがでしょうか?改善の見込みがないのであれば〇〇します」
という文脈で言う。
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