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「幸せ」の当事者

あくまでも私個人の感覚だが、例えば自分の「親しい友人とのご飯」という投稿に対し、ある程度親しい人であれば親近感を覚えられることにもそれなりに耐えられるのだが、所詮SNSでしか関係のない人から親近感を覚えられることに対しては、

「ちょっと気持ち悪い……」

と感じてしまう。

「親しい友人とのご飯」の投稿は私も決して嫌いではない。

しかし投稿主の幸せの当事者はあくまでもそこに登場する「親しい友人」と、そこに行くに至るまでに関わった家族など相手の身の回りの人であって、SNS上でしかやり取りをしない人間が相手の幸せの当事者になることは難しくなると考えた方が自然だ。

所詮SNS上で閲覧しあう程度の関係ならば、そうした「他人の」食事のシーンを見たことをきっかけに、

「今度〇〇ちゃんとこの前SNSで見つけた近所のあのカフェにでも行こうかな」

と思うくらいがちょうどよく、特に私の場合はSNS上でそうした関係を築いてくれる人の方が、「いつか『親しい友人とのご飯』の登場人物にしたい人」でもある。


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