
自分で勝手に作りあげた、
「具体的なことはよく分からないけどすごい人」
というイメージを「英雄」と呼び、盲信した『戦争と平和』に登場する少年・ペーチャ。
私は彼の熱狂ぶりにウザったさを感じつつも「まだ子供だから」と思うと微笑ましくもなったものだった。
だから彼にキスをしたドーロホフの気持ちは理解できなくもない。
ショタコンだったというわけではなく、その無邪気な、恋とは似て非なる熱狂が愛おしかったからドーロホフは彼にキスをせずにいられなかった。
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