
私はその女のことを「うわぁ……自己犠牲に酔ってるメンヘラだな」と笑っていた。
そして発せられる哲学臭がコンプレックスを刺激するため同性から嫌われている、その女の兄貴のことが好きだった。
「お前そのメンヘラ女の兄貴にコンプレックスあるんだろ?」
「あいつが発する哲学臭がコンプレックス刺激してくるからそのメンヘラ女の兄貴のことが嫌いなんだろう?」
「だったら今はよくてもそのメンヘラ女と長く愛し合えるわけねぇだろうが。その女と兄貴は性別が違うだけで同じ色の人間だ」
……とか馬鹿にしてごめん、ニコライ。
先週、私の推しである、その兄貴が死んだ……。
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