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「仕事と育児の両立に悩む女性の気持ち」が分からない

「母親」を腫れ物のように扱う人もいれば、「心優しい自分」を守るための都合のいい逃避先として使う人もいるもので、そういう人たちに辟易してしまったことは私も一度や二度ではない。

だからといってもちろん全ての人がそうというわけではなかった。

近所には慣れない赤ちゃん連れでも安心して出かけられる商業施設がある。

公園で他の親子連れとすれ違えば、視線を交わすだけで互いに励ましあえる。

仕事関係のイベントに親子で参加すれば参加者全員が娘をかわいがってくれる。

夫や両方の両親たちは、私が仕事をすることに対して何も文句を言わないどころか「もっと稼げよ」と言ってくれる。

さらに私の作品に「おもしろかった」とメッセージをくださる読者や、仕事関係で声をかけてくださる方もいる。

ありがたいことに出産後も自分の好きな仕事ができている。

辟易するようなことは確かにあるが、今、私が妊娠前に聞いていた「仕事と育児の両立に悩む女性」の話とはかけ離れた生活を送っているのもまた事実。


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