
ミスコンに出場し、会社を退職し、モデルと執筆の仕事をし、そうする中で私は夢を語ってはきたが、それでも私は労働者なのだと思う。
今日も飯を食い、明日も飯を食い、この国に生まれ、この国で暮らしている限り、私は高確率でそれをあと何十年も続けなければならない。
その前提での今日の労働だ。
「夢に向かって頑張ってる人ってキラキラしてますぅ〜」
そう言ってるだけで、私が労働者であることを忘れ、そもそも自分の今日の飯と今手に持っているスマホが自分と他人の労働で生まれたものだということすらも忘れている人間を、私はこれまでにうんざりするほど見てきた。
「金の話のない夢語りは寝言だ。寝言は寝て言え!」
ただ眩惑に囚われるのではなく、地に足のついた希望を抱いてほしい。
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