
大学生の頃、男友達が「この前元カノに会おうって言われたから会ったんだけど」という話をしてくれたことがある。
「ヨリを戻そうって話だったみたいなんだけど『私変わったの!』しか言わなくて、『具体的に何が変わったの?』って聞いてもはっきりした答えが返ってこなかったから復縁しなかった」
とのことだった。
一般的に価値観や性格のの不一致で別れたカップルは価値観があうようになったタイミングで復縁すると言われているため、彼の判断は賢明なものだったと思う。
夫とはもう10年以上の付き合いになるが、その間に別れていた時期がある。
2015年6月に別れを切り出したのは夫の方で、理由は「雄妃の精神的な不安定さに疲れた」とのことだった。
確かに私は精神的に不安定なところがあり、あの頃は勤めていた会社でのストレスもあって突然涙が止まらなくなることがあるなどさらに情緒不安定な状態だった。
一度極度のストレスを感じると復活するのに時間もかかる。
別れてから半年後の2016年2月に復縁したが、復縁後も私の精神的な不安定さは続いた。
そして精神的に不安定な私に、夫は「雄妃の精神的な不安定さに疲れた」といった言葉をかけることも続いた。
とりあえず復縁は果たしたものの私たちの場合性格や価値観の面で言えば、
「精神的な不安定さが改善されていない女」
と、
「それを相変わらず煩わしく感じる男」
の復縁でしかなかった。
決して健全な復縁とは言えなかった。
そのため復縁後もお互い傷つくことや疲れることもたくさんあった。
ただ、失恋期間中に唯一明確に変化があったことがある。
「私の転職」だ。
夫に別れを告げられた直後、私は名古屋のモデル事務所に所属を決め、秋には会社に年度末である3月を以て退職する旨を書いた退職届を提出していた。
夫と復縁したタイミングではまだ会社員だったが、退職することは確定しており新居も契約した直後だった。
私たちの場合復縁するタイミングでお互いに精神的な部分、性格的な部分、価値観が変わっていたかと問われれば疑問だ。
しかしカップルのどちらかにはっきりとした環境の変化があったのは確かだ。
だからこそ、私たちの復縁は成功したのかもしれない。


