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『戦争と平和』を読んでいることそのものが

歴史に名を残すかどうかではなく「今生きている」という実感こそが人生を幸せなものにする。

……ということをトルストイの『戦争と平和』を読む中で実感した。

『戦争と平和』を読んでいる、未来のことも他人のことも考えない、物語を通した今の自分自身との対話の時間そのものが、物語全体に描かれていたような「今生きている」という実感を噛み締めながら過ごす時間だった。

この実感を短い言葉で表しただけのものならばすぐにネット上で無料で手に入れられる。

一年以上もの時間をかけてわざわざ物語を読んだからこそ、私はこの実感をじっくりと味わえた。

あえて時間をかけて文章を読む意味。

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